口内炎の痛みがつらい!その治療法と痛みがひどい時の対処法

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多様な口内炎の種類ごとの原因や症状

スタンダートな口内炎の症状である腫れですが、腫れは口内炎の症状としては軽度のものであり、極度の痛みを伴ったり、複数個所で同時多発的に発症したりしてさえいなければ、悪性のものである可能性は低く、逆に腫れ以外の症状が見られた場合、可能な限り速やかに耳鼻咽喉科での診療を受けてください。

スタンダートな口内炎の症状と病院での治療

現在までに確認されている口内炎の種類として、免疫力の低下を主軸に健康面でのバランスが崩れたことに起因するアフタ性口内炎、外傷や外部刺激によって生じるカタル性口内炎、接触感染性のヘルペスウィルスに由来するヘルペス性口内炎、体内に存在する口内細菌の一種であるカビのカンジダの異常増殖で発症するカンジダ性口内炎、煙草に含まれるニコチン成分等の化学物質や煙草の煙を吸った際の軽微な火傷が原因であると目されるニコチン性口内炎など、五つの口内炎が挙げられるでしょうか。

各口内炎の症状を述べると、アフタ性口内炎は一般的な腫れや軽い痛みを伴う口内炎で、カタル性口内炎の場合、腫れや痛みに加え口内の粘膜にひび割れ、粘膜の白濁などの症状が生じ口臭も加わり、ヘルペス性口内炎に至っては口腔内のあらゆる場所に小さな腫れが無数に生じる上、発疹やリンパ腫の腫れに高熱も伴い、カンジダ性口内炎なら舌や頬、口蓋といった口腔内の粘膜に剥がすと出血する白濁したコケのようなものが現れ、ニコチン性口内炎であれば、主に口蓋部分の粘膜に蓄積されたダメージによって、口蓋粘膜の硬化などの症状が見られるため、原因によって口内炎の症状も様々であることはお分かり頂けるはずです。

ちなみに、アフタ性口内炎かカタル性口内炎なら、炎症症状も痛みもセルフケアの範疇に収まる生活習慣の改善や市販薬の飲用ないし添付によって緩和でき治癒できますが、ヘルペス性口内炎やカンジダ性口内炎の場合は、耳鼻咽喉科や内科等での診療と治療でしか炎症及び痛みは解消できず、病院での診療と投薬治療以外の選択肢はありませんし、ニコチン性口内炎も禁煙を前提に病院で診療を受ける以外に症状の改善や完治は見込めません。

口内炎の痛みにセルフケアで対処

ウィルス性の口内炎のように重度のものでなければ、口内炎に伴う痛みは煩わしい程度に収まり、刺激の強い調味料や香辛料、アルコール類などが沁みることはあっても、急速に悪化していくようなことにはなりませんので、市販薬や食生活の改善によるセルフケアでの対処も可能です。

口内炎の原因と口内炎の予防

多くの場合、口内炎は外傷・免疫力の低下・ウィルスないし細菌感染・風邪・虫歯及び歯周病などを主原因とし、ストレスの様な不確定要素や主原因に準ずる原因として有力視される煙草も原因とされるため、口内炎予防のためには、口腔内の外傷を刺激せず、健全な生活習慣を身につけ、口腔内を清潔に保つことが必要です。