多様な口内炎の種類ごとの原因や症状

一般的な口内炎の症状
口内炎というと多くの方は、口腔内にできる腫れをイメージされるのではないかと思いますが、口腔内で生じる腫れは口内炎の一症状に過ぎず、あくまで狭義における口内炎の症状であり、実際には口腔や口唇といった口回りの粘膜に生じる炎症全般が口内炎となります。
主な症状として、軽度なら口腔内に腫れや浮腫が生じに留まり、重度に至ると爛れや水疱が生じるのに加え、炎症の進行に応じて口腔内の粘膜以外の部分にまで炎症症状が広がっていき、軽度の口内炎の様な軽いもしくは、違和感の延長線上程度の痛みに留まらず、口腔内のダメージ次第で、会話や食事に著しい支障をきたすレベルの痛みを伴う場合もあるなど、軽度か重度かによって、深刻度に明白な差が出るのです。
病院での治療が必要な場合
軽症か重症かにもよりますが、口内炎ができたからといってすぐさま病院へ行かなければならないわけではなく、深刻な症状に進行しかねない口内炎が生じた場合に耳鼻咽喉科で診療を受けるのがベターではあるものの、口内炎の症状が進行するまで、発症した口内炎の悪性が高いか低いかを十分な医学的な知識も無しに判断するのは難しいものがあるかも知れません。
ただ、口内炎の悪性を見極めるための目安は存在しており、炎症に基づくと推測される腫れが一つできる程度で、さほど痛みを伴わない場合、炎症範囲が広がらない限りは悪性度が高い口内炎である可能性は低いと判断でき、口内炎の炎症範囲が一箇所に留まらず、爛れないし水疱が生じるようなら、迅速に耳鼻咽喉科で診療を受けることをお勧めいたします。